彫刻家の楠野礪大(くすのとひろ)さんを始めて知ったのはTwitterでした。
ギャラリー毬苗として活動を始め、慣れないTwitterを登録してから初めてフォローした方です。
フォローしたきっかけは、とひろさんの家族である「しろくろ」さんが、毬苗にいる猫、「まめ」にとても良く似ていたからです。
それから、私から何とかご縁を繋げたいとメールして、なんと、ギャラリー毬苗の看板彫刻を作っていただけるという話になりました。
とひろさんと実際にお会いしたときの印象は、とても優しい方だと思いました。
毬苗の猫たちをとても可愛がってくださり、また、猫たちも大切にしてくれる人だと感じたのでしょう、一目見てすぐに猫と仲良くなりました。
看板猫 にぎやかギャラリー
製作期間 2017年4月18日から2017年9月7日
最初は、しふ、まめ、モニカの3匹の猫でした。その三匹の猫でギャラリー毬苗の看板彫刻、「にぎやかギャラリー」を製作して下さいました。
寝っ転がっているのは、甘えん坊の末っ子「モニカ」
そのモニカの相手をしているのが、お兄さんの「まめ」
二匹の様子をやさしく見守っているのが最年長のお姉さん「シフ」
名刺入れ彫刻
製作期間 2017年9月13日から2017年10月7日
そして、有り難い話です。
なんと、とひろさんの家族である「くろねえさん」「しろくろさん」の名刺入れ彫刻をプレゼントとして頂いてしまいました。
もちろんそこには、とひろさんの可愛いイラストが描かれた名刺を飾ります。
この名刺入れ彫刻、2020年2月16日(日)に開催した製作者である楠野とひろさんの初個展、「soraとひろ展」のために改良されました。
材料と技術が更にパワーアップされ、改良された彫刻は目がキラキラになり、表情も豊かになりました。
制作期間 2020年01月27日から2020年02月14日
グレイとシフの彫刻
製作期間 2017年11月18日から2017年12月14日
3匹の彫刻、にぎやかギャラリーの名に負けないとても華やかで可愛らしいものですが、まめとモニカを見つめるしふが少し寂しそう。
そう、しふには愛し合った恋人がいました。名前は灰色猫のグレイ。他の猫や人にはあまり甘えないしふがグレイにだけは恋人のように寄り添い、グレイもしふには特に優しかったのです。
その先代猫グレイとしふをもう一度会わせてあげたいと思い、再び彫刻の製作を依頼しました。
二匹が見つめ合っている、とても素晴らしい彫刻を作ってくださいました。
その後、しふは2018年12月にグレイの元へ旅立って行きました。
オッドアイで長毛種のとても美しいしふ。別れは悲しかったけれど、この彫刻のお陰できっと天国で二匹がいつまでも仲良く寄り添っていると信じています。
猫ひげグラス
製作期間 2018年3月31日から2018年5月22日
次はとひろさん、猫ひげケースというアイテムを作るとTwitterで話がありまして、そういえば毬苗も猫のひげを捨てずにとっておいてあることを思い出し、早速彫刻の依頼をしました。
先ずは先代の猫、グレイのひげがたくさん残っていたので、グレイのひげを入れるケースをお願いしました。
とひろさんはケース部分は眼鏡ケースということで製作されているのですが、オーナーのわがまま……ではなく希望で、ワイングラスでお願いしました。
粘土とガラス、その二つの組み合わせは初めてだということですが、とひろさんは快くOKして下さいました。
なんと、ワイン好きのオーナーのために、とても綺麗な色の葡萄を添えて……。
モトちゃん彫刻
制作期間 2019年3月7日から2018年3月15日
ギャラリー毬苗に新しい家族が加わりました。
黒猫のモトちゃん。
三匹猫の看板、 「にぎやかギャラリー」の隣に飾ります。
「にぎやかギャラリー」の大きさ、フローリングの床に合わせて作ってくださいました。
驚いたのが、隣の彫刻と比べてモトちゃんの出来が素晴らしいのです。
にぎやかギャラリーも素晴らしいのですが、モトちゃんは更に洗練されているのです。
とひろさんとは2年のお付き合いになりますが、たった2年でここまで腕を磨かれたことに尊敬致します.
ぜひこの彫刻を見に遊びに来てくださいね!
楠野さんのブログに、とても細かくて分かりやすい制作過程が記事になっています。
また、猫をはじめとした、たくさんの彫刻を受注制作、販売をされています。
自炊もされているので料理の写真を見ているのも楽しいですし、ご本人の絵本のモデルとなった二匹の猫「くろねえ」さんと「しろくろ」さんの記事も読んでいるだけでワクワクしてきます。
のら2ゃんとなんれいの絵本工房ブログ
楠野さんは絵本作家でもあり、とてもかわいらしい絵本を電子書籍にて出版されています。
あらすじ
ふらっと神社を訪れた青年が、神様のような格好をした 「のら2ゃん(のらにゃん)」に出くわします。
願い事をきいてくれるというのであれこれ悩んでいると、のら2ゃんから「過去は変えることができる」という話を耳にします。
それならば、「ピアニストを目指してあきらめた過去を変えたい」と願う青年。
青年は願いを叶えて、望んだ未来を迎えることができるでしょうか?
絵がとてもかわいらしく、ページをめくるたびにいろいろな表情を見せてくれる青年と、神様「のら2ゃん」に癒されます。
後半の話の流れに思わず涙を流してしまうこと間違いなしです。
『人生に無駄なことなんてない』
道に迷ったとき、そんな風に前向きになれるストーリーでした。
柔らかくて温かみのある絵と、やさしい言葉が続く絵本です。
のら2ゃんとおきざりぴあの Kindle版
くすの とひろ (著)